大検(大学検定)とは?

大検(大学検定)とは、1951年(昭和26年)に始まり、経済的理由により高等学校に進学できなかった者を対象として高校卒業程度の程度の学力を有することを認定するための試験を指します。
 
大検の正式名称は大学入学資格検定です。
 
また、大検の受験者は経済的理由により高等学校を卒業できなかった者ではなく高校を学業不振などにより中退した者が半数以上を占めていくようになったため、2005年(平成17年)に高等学校卒業程度認定試験へと名称が変更されました。経済的な事情から高校に進学できなかった人のための試験制度という意味は薄くなっているのが現状です。
 
そのため、大検は、それ自身の持っていた大学進学のための受験資格というイメージから高卒認定へと制度が変更され、国が高卒の学力を有するものとして認める国家試験であることが社会的に認知されつつあります。
 大検

大検から高卒認定の変更点

 
高卒認定試験は、大検が従来持っていた今までの制度に加え、本来であれば大学等の受験資格を持たない16歳以上の人であっても受験を受ける資格をもつことになりました。そのため全日制の高校に在学している者が高卒認定試験を受験が可能です。
 
また大検から高卒認定試験に変更されたことで試験科目数が減り、内容も変更され、以前の大検と比べて合格率がぐっと上がりました。
 
また、大検のもっていた試験免除制度も高卒認定には残っていますので、受験した科目に不合格のものがあったとしても次に受ける際には、以前に合格した科目は試験が免除されます。また、高校中退者などで高校ですでに修了済みの科目があればその試験は受けなくてよいことになっています。
たとえ合格しなかったとしても科目ごとに合否が判定され、合格点に達した科目については次回試験が免除されます。加えて、高校で修了した科目があればこれについて試験が免除されます。
また、大検では課されていた家庭科が廃止され、英語が必修化するなどの変更が行われました。全体としては試験が受けやすくなっております。
 

大検のレベル

そして、高卒認定試験の内容は中学3年生から高校2年生で学習する内容で占められており試験の内容自体は基礎学力があれば十分に解答可能な問題です。もちろん、過去問対策は十分に行わないといけません。大検の合格点はおよそ40点〜50点くらいにおさまっています。
 
ただ、試験の合格率は3割前後であまり高くなく、平成26年度は37.1%でした。これはおそらく、高校中退者や中卒の人は十分に勉強習慣がついていない、あるいは勉強法が身についていないことが原因だと思われます。
 
そのため、学業不振あるいは不登校などで高校を中退し勉強があまり出来なかったのであれば、独学で勉強するのではなく、高認試験対策の通信講座を受けるなどして、勉強が出来る環境づくりをするのが良いと思われます。

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